いかん。朝になってしまったぞ。

- 作者: アルバート O.ハーシュマン,佐々木毅,旦祐介
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1985/10
- メディア: 単行本
- クリック: 27回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
今日、プルードンやフリードマンの言ってることはよくわかる。すぐに理解できる。でもモンテスキューの言ってることはすぐには理解できないものになってしまった。その距離が、資本主義を理解するために必要なのであり、まただから思想史研究というものが必要なのだ。――という話。
この本の主題は「人性論」なのだが、面白いのは、ひとしく人間本性について 似たようなボキャブラリで 語っていても、
- エスタブリッシュメントが「偉いひと(王様とか貴族とか)」の話をしてるのか[→マキアヴェリ、モンテスキュー]、
- そもそも政治にまるで期待してない人が「下々」の話をしてるのか[→スミス]
によって、議論がまったく変わってしまう、というところですな。(当たり前と言えば当たり前ですが。)
ケインズに対するものすごく苛烈に底意地の悪い当て擦りに寒くなる。
[p.134-135]
「痛ましい」てwww