長谷川『人間諸科学の形成と制度化』

朝食。ぱらぱらする。

人間諸科学の形成と制度化―社会諸科学との比較研究

人間諸科学の形成と制度化―社会諸科学との比較研究

  • 序 問題と方法
第I部 社会科学と人間科学の関係
  • 第1章 社会科学と人間科学の境界をめぐる議論
  • 第2章 人類学 人間学 人間科学
第II部 社会科学方法論の展開とその隘路
  • 第3章 社会科学における客観性と価値判断
  • 第4章 社会科学におけるシステム理論の位置づけ:「科学」と「技術」の区別をめぐる論争
第III部 社会科学と人間科学の制度
  • 第5章 経済学の制度化
    • 第1節 19世紀ヨーロッパにおける大学の復活
      • (1) ベルリン大学創設の意義
      • (2) ドイツにおける学部制の変化
      • (3) 社会諸科学の確立過程
    • 第2節 イギリスにおける古典学派の形成と経済学の制度化
    • 第3節 ドイツにおける経済学の制度化
      • (1) 「国民経済学」の制度化
      • (2) 「新歴史学派」と社会政策学会の役割
    • 第4節 アメリカにおける経済学の制度化
      • (1) 経済学の導入過程
      • (2) 「歴史学派」の影響とアメリカ経済学会の設立
    • 第5節 アメリカにおける「社会の科学」運動とその制度化
      • (1) フーリエ主義と「社会の科学」運動
      • (2) 大学のカリキュラムにおける「社会の科学」
    • 第6節 日本における経済学の制度化
  • 第6章 人間科学の制度論
    • 第1節 教養教育と人間科学
    • 第2節 フランスにおける人間科学とその制度
    • 第3節 人間科学の組織に関する幾つかの試み
    • 第4節 日本における人間科学の制度
  • 結 残された課題
    • 1. 人間科学における価値判断:「生命倫理」をめぐる議論
    • 2. 社会科学と人間科学における「ヒューマニズム」の意味
    • 3. 西欧近代社会の変容と秩序原則の同様