井本佳宏『日本における単線型学校体系の形成過程』

どうなのよ。

日本における単線型学校体系の形成過程―ルーマン社会システム理論による分析

日本における単線型学校体系の形成過程―ルーマン社会システム理論による分析

日本では久しく教育改革の必要が叫ばれ、教育基本法の改正までもが行われた。しかし教育が劇的に変わる気配は今のところ感じられない。一方で時代の流れという言葉で示される不可逆的・不可避的な変化を教育に関して感じることも少なくない。巷間言われる教育の自主性・自律性とは、人間の思惑を超えた文字通り教育そのものの自律性なのかもしれない。本書ではルーマン社会システム理論の視座から、教育システムの自律的展開の過程として我が国における学校体系の変化を読み解いてゆく。

http://www.tups.jp/book/book.php?id=182