涜書:イッガース『新潮流』『20世紀の歴史学』

再訪。
来月の議論のために、ぱらぱらしつつ「ゼマンティク研究」の行く末についてしばし考えるなど。

『新潮流』は1975年。『20世紀の』が1993年。

New Directions in European Historiography
ヨーロッパ歴史学の新潮流

ヨーロッパ歴史学の新潮流

Geschichtswissenschaft im 20. Jahrhundert
20世紀の歴史学

20世紀の歴史学

  • 第1章 伝統的歴史学の危機
  • 第2章 フランスにおける『アナル』の伝統──総合的人間科学としての歴史
  • 第3章 歴史主義から「歴史的社会科学」へ──フィッシャー論争以後における西ドイツの歴史叙述
  • 第4章 マルクス主義と近代社会史
  • 第5章 最近のアメリカ社会史の傾向──接近の限界
  • 附 章 エピローグ──過去十年を振り返って
  • 序章
第1部 古典的な歴史主義から分析的な社会科学としての歴史学
  • 第1章 科学的専門領域としての歴史学の成立──古典的歴史主義
  • 第2章 社会科学としての歴史
第2部 歴史社会科学から「言語論的転回」へ──最近20年の歴史理論と歴史叙述
  • 第1章 物語技巧の復帰
  • 第2章 批判理論と「社会の歴史」──ドイツ連邦共和国における歴史社会科学
  • 第3章 マルクス主義歴史学──史的唯物論から批判的人類学へ
  • 第4章 日常史、ミクロ・ストリア、歴史人類学──歴史社会科学批判
  • 第5章 「言語論的転回」──科学としての歴史は終焉したか
終章