おかいもの:トイプナー編著(2008→2014)『デリダ、ルーマン後の正義論』

珍しく本を買いました。(アマゾンギフト券で)

〈正義の実定性〉
  • 第1章 自己破壊的正義──法の偶発性定式あるいは超越形式 (グンター・トイプナー)
    • 正義なき「法と社会」
    • 互酬性に代わる法的正義の非対称性
    • 合意理論に代わるエコロジカルな正義
    • 合理性に代わるもの──法の自己超越における非合理なもの
    • 初期条件
    • 自己超越
    • 接続強制
    • 逆効果
  • 第2章 犠牲者はどれほど濃密なのか──今日の社会における超越の場所に関する問題を解決するために(ジャン・クラム)
    • トイプナーの問題提起
    • 差異とパラドクスの肯定
    • ポストモダンとグローバルな欲求充足の継続への強制
    • 犠牲者の像における継続の挫折
    • 法システムにおける犠牲者像の着地点
    • 包摂、排除、そして犠牲者
    • 包摂された犠牲者
    • 排除された犠牲者
    • 別の犠牲者の像──「不幸」と自己性の重大性
    • 脱構築と犠牲者の現在化の可能性
    • 法、宗教および超越の場所
  • 第3章 正義の論調について──オートポイエティックな法律学において近時高まるところの(アントン・シュッツ)
    • 神学的戯画化としてのシステムと環境の分化
    • ルーマンのインフレ撲滅理論──経済学
    • 正義の問いに関するヴァルター・ベンヤミンのテーゼ
    • 法システムのなかに正義という導路を敷設することの困難さ
    • 履行することと約束すること──一貫性から偶発性へ
    • 消極的な力〔消極的でありうる能力〕と遂行的な自己矛盾
〈法の主観性と主観的法〉
  • 第4章 権利──形式のパラドクスによせて(クリストフ・メンケ)
    • 差異における法
      • 哲学的な法の考察
      • 全体性、危機、パラドクス
    • 権利と、法のパラドクス
      • 権利の非対称性
      • 法における主観──個人の自由
      • 法的人格の二つの側
      • 反省的になる
    • パラドクスの政治
      • 批判、システム理論、脱構築
      • 法における抗争
      • 法の形式と政治的行為
      • 規範的なものの力
  • 第5章 権利と、権利に寄生する正義願望 (カール=ハインツ・ラデーア)
〈法、政治、レトリック〉
  • 第6章 法の生成──起源のパラドクスと代補(マルク・アムシュトゥッツ)
  • 第7章 謝罪をめぐる世界劇場──法と赦し、記憶の関係について(ファティマ・カストナー)
〈法の迷い〉
  • 法律(ライナー・マリア・キーゾウ)
    • I プロローグ
    • II 会話
    • III エピローグ


p.63 「他文脈的構造」→「多文脈的構造」