借りもの：橋本信之（2005)『サイモン理論と日本の行政』／田中正光編（2011）『サイモン』

サイモン理論と日本の行政―行政組織と意思決定

サイモン (経営学史叢書)

はじめに 第１部　理論１ 第１章　H・A・サイモンと「限界のある合理性（bounded rationality）」 1. H・A・サイモンの研究と限界のある合理性 2. 限界のある合理性と記述理論・規範理論 3. 限界のある合理性と手続的合理性 4. おわりに──決定前提と合成的決定 第２章　包括的合理性（global rationality）と限界のある合理性（bounded rationality） 1. はじめに 2. 単一主体による意思決定 (1) 一般的モデル (2) 線形計画法（linear programming） (3) 期待効用理論（theory of expected utility） 3. 合理的主体による集合体理論 4. おわりに 第３章　政策決定論 1. はじめに 2. 包括的合理性と限界のある合理性 3. 政策体系 4. 政策体系と規範理論 (1) 最大化モデルの要請を近似的に満たしている場合 (2) 最大化モデルへの批判が妥当する場合 (3) 政策決定論から、政策決定の機構、手続きへ 5. 政策体系と記述理論 6. おわりに 第４章　限界のある合理性と組織理論 1. はじめに 2. 組織編成理論と調整された活動 3. 意思決定の分業と調整 4. 準分割性 5. 限界のある合理性（bounded rationality）と合理性の限界（limits of rationality） 6. おわりに──行政組織の場合 第２部　行政組織と政策決定 第５章　大都市の水道──水源・水質・財務 第６章　TDMと行政組織 第７章　緊急時における行政組織──阪神・淡路大震災と自治体一般行政組織 第８章　大阪市行政と行政の革新性 第３部　行政改革 第９章　省庁再編と縦割り行政 第10章　権限の分権と現象の分権──その測定について 第11章　NPMと日本の行政改革 H・A・サイモンの参照文献 索引 あとがき