お買いもの:八重樫徹(2017)『フッサールにおける価値と実践』

5/27、高知で講演をする*ついでに、翌28日、植村本(id:contractio:20170309)&八重樫本で「何か」をする予定です(詳細未定)。

版元:http://www.suiseisha.net/blog/?p=6583

第一部 フッサールの価値論

  • 第一章 価値にかかわる経験―『論理学研究』とそこからの離反
  • 第二章 経験の正しさと存在の意味―超越論的観念論と構成分析
  • 第三章 ブレンターノにおける情動と価値
  • 第四章 価値はいかにして構成されるのか

第二部 フッサールの道徳哲学

  • 第五章 道徳的判断と絶対的当為
  • 第六章 有限性、愛、人生の意味―生の事実性をめぐって
  • 終章 フッサール倫理学の到達点と展望
  • あとがき

終章

  • 257 フッサール倫理学の二大テーマ:
    • 超越論的観念論を背景とする価値の構成分析
    • 実践的反省能力を基盤とする道徳哲学
  • 258 構成分析とは: 
    • あるタイプの対象が存在することを、
      • 「それに対応するタイプの作用が根拠づけ連関の内にあること」と同一視し、
      • その条件を解明することにより、
    • 当のタイプの対象が現実に存在することの意味を明らかにする探求。