佐々木隆治(2016)『カール・マルクス:「資本主義」と闘った社会思想家』

第3章、MEGA第IV部門所収の読書ノートから『資本論』刊行以後の最晩年の思想を再構成していて面白い。

  • はじめに
  • 第1章 資本主義を問うに至るまで[1818〜1848年]──初期マルクスの新しい唯物論
  • 第2章 資本主義の見方を変える[1848〜1867年]──マルクスの経済学批判
    • 資本論』の見方1──商品の秘密
    • 資本論』の見方2──貨幣の力の源泉
    • 資本論』の見方3──資本の力と賃労働という特殊な働き方
    • 資本論』の見方4──資本蓄積と所有
    • 資本論』の見方5──恐慌はなぜ起こるのか
    • 資本論』の見方6──資本主義の起源とその運命
  • 第3章 資本主義とどう闘うか[1867〜1883年]──晩期マルクスの物質代謝の思想
  • あとがき
  • カール・マルクス年表
  • 参考文献

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