2018-06-29 熊野純彦(2018)『マルクス 資本論の哲学』 acc BdM 図書館 Marx 新書なのに本格的。「哲学的側面を切り出してみました」というのではなく、ほんとに『資本論』を全体として解説しようとしている驚きの一冊。 マルクス 資本論の哲学 (岩波新書)作者: 熊野純彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2018/01/20メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る まえがき 第I章 価値形態論──形而上学とその批判 第II章 貨幣と資本──均質空間と剰余の発生 第III章 生産と流通──時間の変容と空間の再編 第IV章 市場と均衡──近代科学とその批判 第V章 利子と信用──時間のフェティシズム 第VI章 交換と贈与──コミューン主義のゆくえ あとがきにかえて──資本論研究の流れにことよせて