注74 ジョセフ・ハリス(1757→1975)『貨幣・鋳貨論』

巻頭に大河内一男先生の序文があり、次に
「古希を迎えられた
大河内一男先生に
この訳書を献ず」
で1ページを費やすタイプの書籍だった。

訳者解説

50ページくらいある。

補説「金本位制までのイギリス貨幣問題小史」
  • [54] 貨幣制度改革の根本二大問題:銀貨の不足・軽貨の流通
    • ①削損銀貨(&金貨)の流通に対処する改鋳をどうおこなうか
    • ②金銀の比価をどう法制化するか
  • ロックvs.ラウンズ論争は①に関わるもの。ニュートンの提案による1717年のギニ貨の引き下げ(&ハリス著作の第二部)は②に関わるもの。