お買いもの:里見龍樹(2022)『不穏な熱帯:人間〈以前〉と〈以後〉の人類学』

読書会があると聞いて。

  • はじめに

第1部 他者

  • 第1章 人類学/民族誌の現在
    • 1マライタ島へ
    • 2フォウバイタ村
    • 3島々
    • 4「文化を書く」――人類学/民族誌批判の展開
    • 5問い直される人類学/民族誌
    • 6フォウイアシ島
    • 7ディメ
    • 民族誌をめぐる実験――テクスト性の問題
    • 9バハイ
  • 第2章 浮上する「自然」
    • 1「ツナミ」の夜
    • 2「故地に帰る」
    • 存在論的転回――「単一の自然/複数の自然」の問題
    • 4「世界青年の日」
    • 5「本当の土地所有者」
    • 6夜の村で
    • 7広義の自然――ヴィヴェイロス・デ・カストロの「多自然主義
    • 8いくつもの「存在論」――デスコラの「自然の人類学」
    • 9コイナ

第2部 歴史

  • 第3章 歴史に抗する島々
    • 1殺戮の夜
    • 2謎としての歴史
    • 3交換論とその彼岸
    • 4島々の歴史を書く――マリノフスキから歴史人類学へ
    • 5「歴史なき島々」と「歴史の中の島々」の間で――サーリンズの歴史人類学
    • 6植民地史の中の島々――サーリンズからトーマスへ
    • 7アシの島々の形成史
    • 8「戦闘の時代」
    • 9「法律が来た」
  • 第4章 イメージとしての島々
    • 1「カストムの時代」の島々
    • 2戦闘と戦士
    • 3戦闘と移住
    • 4戦闘の装置としての島々
    • 5歴史からイメージへ――ストラザーンの歴史人類学批判
    • 6「新しい」島々
    • 7「語ることができない」歴史
    • 8忘れっぽい景観――メラネシアにおける「歴史」と「自然」
    • 9倒れた木

第3部

  • 第5章 生きている岩
    • 1葬儀に向かう道
    • 2育ち、死ぬ岩
    • 3「自然/文化」を超えて――現代人類学の展開
    • 4「生きている岩」
    • 5エリフォウ島のサマニ
    • 6島を造る人々
    • 7「自然=文化」を記述する――ラトゥール以後の展開
    • 8「岩」の死
    • メラネシアにおける「自然=文化」――交換論の限界
  • 第6章 沈む島々
    • 1沈む埠頭と島々
    • 2人新世を生きるアシ
    • 3「生き存えること」の民族誌
    • 4「海に住まうこと」の衰亡
    • 5崩れゆく岩々
    • 6析出される「自然」――ワグナーから「自然の人類学」へ
    • 7「深み」と「地中」
    • 8イメージとしての「自然」――ストラザーンにおける展開
    • 民族誌の自然— 「転回」以後の人類学的思考
    • 10伐られた木
  • おわりに/あとがき