第1部 他者
- 第1章 人類学/民族誌の現在
- 1マライタ島へ
- 2フォウバイタ村
- 3島々
- 4「文化を書く」――人類学/民族誌批判の展開
- 5問い直される人類学/民族誌
- 6フォウイアシ島
- 7ディメ
- 8民族誌をめぐる実験――テクスト性の問題
- 9バハイ
- 第2章 浮上する「自然」
- 1「ツナミ」の夜
- 2「故地に帰る」
- 3存在論的転回――「単一の自然/複数の自然」の問題
- 4「世界青年の日」
- 5「本当の土地所有者」
- 6夜の村で
- 7広義の自然――ヴィヴェイロス・デ・カストロの「多自然主義」
- 8いくつもの「存在論」――デスコラの「自然の人類学」
- 9コイナ
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第2部 歴史
- 第3章 歴史に抗する島々
- 1殺戮の夜
- 2謎としての歴史
- 3交換論とその彼岸
- 4島々の歴史を書く――マリノフスキから歴史人類学へ
- 5「歴史なき島々」と「歴史の中の島々」の間で――サーリンズの歴史人類学
- 6植民地史の中の島々――サーリンズからトーマスへ
- 7アシの島々の形成史
- 8「戦闘の時代」
- 9「法律が来た」
- 第4章 イメージとしての島々
- 1「カストムの時代」の島々
- 2戦闘と戦士
- 3戦闘と移住
- 4戦闘の装置としての島々
- 5歴史からイメージへ――ストラザーンの歴史人類学批判
- 6「新しい」島々
- 7「語ることができない」歴史
- 8忘れっぽい景観――メラネシアにおける「歴史」と「自然」
- 9倒れた木
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第3部
- 第5章 生きている岩
- 1葬儀に向かう道
- 2育ち、死ぬ岩
- 3「自然/文化」を超えて――現代人類学の展開
- 4「生きている岩」
- 5エリフォウ島のサマニ
- 6島を造る人々
- 7「自然=文化」を記述する――ラトゥール以後の展開
- 8「岩」の死
- 9メラネシアにおける「自然=文化」――交換論の限界
- 第6章 沈む島々
- 1沈む埠頭と島々
- 2人新世を生きるアシ
- 3「生き存えること」の民族誌
- 4「海に住まうこと」の衰亡
- 5崩れゆく岩々
- 6析出される「自然」――ワグナーから「自然の人類学」へ
- 7「深み」と「地中」
- 8イメージとしての「自然」――ストラザーンにおける展開
- 9民族誌の自然— 「転回」以後の人類学的思考
- 10伐られた木
- おわりに/あとがき
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