本日の涜書:ザハヴィ『フッサールの現象学』

フッサールの現象学

フッサールの現象学

読了。良書でした。それもかなりの。
ノエマ」や「構成」に関する記述をはじめ、手短だがツボを心得た記述が多い。けれど、それをそう受けとめるくらいには 既に自分で それらについて少しは悩んだことがある人 にとっての良書、かもしれない。

  • てことで「バリバリの入門書」ではない、かも。「初級者」からの脱却に適当、というところか。

原著の出版が1997年で、著者は1967年生まれということなので、この本は30歳くらいのときに書かれたことになる。切れ者だね。