お買いもの

既読だし、しかもよい印象は残っていない*1──のだが、最近あまり類書がないせいか(?)、ちょこちょこと言及をみる本。2500円にてゲト。

「91年度英国社会学協会フィリップ・エイブラムズ記念賞受賞」らしいです( ´_ゝ`)...。


物理学、生物学、テクノロジーの最新の知見にもとづく時間理論を導入しつつ自然科学と人文科学を横断する新たな時間論を提唱し、錯綜する社会的時間の多次元性を解明する。91年度英国社会学協会フィリップ・エイブラムズ記念賞受賞。

  • 第1章 社会理論における時間:宿命、必然、謎
  • 第2章 運動の尺度からエントロピー
  • 第3章 リズム性:生命と形式の源泉
  • 第4章 人間的時間の研究
  • 第5章 産業時間と権力
  • 第6章 時間の超越
  • 第7章 時間論の出発点:社会理論のために

ところでこういう↑キャッチコピー、だれが書くのか知らないが──出版社のひとだろうけど──、社会学者がネタにしている時点で それはもう 物理学、生物学、テクノロジーの最新の知見 である わけがない のは自明のことなので、そういう自明なうそを書くのはぜひともやめたほうがいいと思う。
というか、社会学ネタで、「最新の*2とかいってる香具師は、それだけでもうDQNの可能性を疑ってみる価値アリ。

*1:もう内容は忘れたが、ギデンズの弟子らしく(?)、ありがちでありながら洗練されていないという印象を得たことは覚えている。しかも、ルーマンについても──よせばいいのに──お手軽に英訳本2、3冊だけ読んで語ってみちゃったりして。

*2:症例的文例: 「しかし、ルーマンやギデンズのような最新の社会理論においては、」