自己意識

http://d.hatena.ne.jp/hidex7777/20040415#p1

# hidex7777 『「自己意識が端的に人格的なものかどうかは疑問」という点にぼくは同意しません。「意識」は人格的ではないけど「自己」とついているからには帰属先(自己)を前提としているように思われます。帰属しないのが解離性人格障害では?』 (2004/04/16 00:31)
http://d.hatena.ne.jp/contractio/20040415#c

あーちみちみ、それは↑カーモト大先生のロジックなりよ。
カーモト先生いわく、「自己言及を云々する香具師[含ルーマン]は、自己 を前提している」と(大意)。

「自己意識」というのは、

  • 「自己の意識」

でも、

  • 「自己についての意識」

でもなくて、

  • 「Xについての意識」についての意識

のことですわな。
 
なので、「自己意識」を云々したからといって、「自己」を前提としているという話にはならんのですな。
なぜってあなた。
オペレーションの連鎖 のことを自己と呼ぶ 自己-で-ある*1のであって、自己があるからオペレーションの連鎖がおこるわけではないからですな。

オペレーション が システムである のであって、システムがあるからオペレーションが生じるわけではない。
コミュニケーション が システムである のであって、システムがあるからコミュニケーションが生じるわけではない。



そして、自-他が区別されるとすれば、それは、その当のオペレーション-によって・をとおして-なわけで。

なので、そこで謂う所の「自己」について、端的に「人格性」を云々することはできないのではないですかな。

ま、「人格性」の規定にもよりますが。


てゆか 経験的リファレントなしに話を進めるのが しんどいので、
おじさんそろそろ議論から降りますよ。
あとはお若い方にお任せして‥‥ね?
おーほほほほほほ

*1:http://d.hatena.ne.jp/hidex7777/20040416#p1 に基づき言葉遣いを修正。