雑感256-2004.4.20「理科嫌いは誰が作ったか?」


90年代初頭〜半ば、私がいた理学部でも、周辺には「金融系」を目指す奴が多かった。てゆかすごく多かった。
周囲の環境条件が──私には「バブル崩壊後の後始末が始まった(というか、「始まるべき」)時期」にしかみえなかったのだが──、彼らには「金融系方面に明るい未来を指し示す」ものにみえたらしい。ていうかニーチェ*1くらい読んどけ おまえら*2
「なんで金融系にいくの?」という素朴な問いを、私はしばしば彼(女)らにむけてみたものだったが、答えは決まって「だって収入がいいからね!」というもので、そこで「なるほど、ヨノナカにはそういう考え方もあるのか」と学習したわたし♪
というか、「バブルはおわったのよ? わかってる? その後の金融業界で「理系出身者」に期待されるものって、なんだと思う?」とも尋ねてみたりしたのだが、そもそも彼(女)らは、「バブルが終わった」というのがどういうことか、という認識*3自体を持っていなかったわけで おめでてーな。
というのもともかく、(以下略)

*1:バブル期に活躍したドイツの哲学者だ。知っとけ。(←親切な解説)

*2:>当時の旧友

*3:というか、「知識」だな。