- 三隅一人編著、『社会学の古典理論:数理で蘇る巨匠たち』、勁草書房、ISBN:4326601671、2004/06、3150円
昼飯をカキコミつつ、第4章「宗教倫理と資本主義の発達」、第7章「役割期待の相補性とバランス」を読む。というか超読。40分で2章はきつい。
7章、おもしろいんだけど、これ 社会学なの?(社会心理学*1じゃないの?)とか思ったり‥‥もしたんだけど、これは単に、著者さんと私で「社会学」という言葉の使い方が違うだけですねきっと♪ ともかくも、このテの、認知(主義)的なモデル*2を、私が-知っている-意味での社会学的*な(つまり、非-認知主義的な)議論に書き換えたら、なにがどのくらい変わるのかなぁ ‥‥とか──歩行中に──ちょっと考えてみたが、(暑くて)めまいがして来たのですぐにやめる。でも著者さんは、
本章のグラフ論的定式化は容易に三者関係に拡張できる。そして、グラフとしては煩雑になるが論理的には、より多くの行為者からなる認知的関係システムにも拡張できるだろう。そうした拡張は、社会化の形式に関するジンメルの議論や役割セット概念の再吟味を可能にするかもしれない。あるいはまた、家族社会学やエスノメソドロジー、シンボリック相互作用論などにおける経験的データを再分析し、それにもとづいて帰納論的な理論化をはかることにも資するだろう。pp.146-7
と──おそらく「挑発」のつもりはまったくなしに──書いていらっしゃるので、まじめに考えてみてもよいのかもよ(誰かが)。 とりあえずもいちど帰宅時の電車で平気な顔で読んどくことにしようとぞ思う。