涜書:李『日常という審級』

夕食。ざっくりと読了。

まとめ:シュッツは哲学によって社会学を基礎づけたのではなくて、社会学の哲学的基礎付けを志向する途上で基礎付け産業という固有のビジネスをつくりだしたのだ。

いかにも儲かりそうにないなぁ...



ところで、過去ログにおいて嘘を書いてしまっていたことに気がついた。
「意味論文」@『論争』においてルーマンが指摘している「構成概念の二義性」について、かつて こう書いてしまったわけですが:

それはもともと、オイゲン・フィンクが指摘した*ことなのでした。

ごめん。嘘。これはラントグレーベによるものでした。このエントリをもとに文献探索とかしちゃったひとは自分の教養をのろってください、ごめんなさい。

つーかこんな明々白々な間違い、だれか指摘してくれてもよさそうなもんだが.....(←逆切れ)



エントリ中の「フィンク」を「ラントグレーベ」で、参照文献を下記著作で、それぞれ読み替えてくださいな。

現象学の道―根源的経験の問題 (思想史ライブラリー)

現象学の道―根源的経験の問題 (思想史ライブラリー)

ところでこの本、しばらく手に入らなくなっていたような気がするんだけど、再刷されたのね。


【追記】20060206
「嘘を書いてしまった」というのは嘘でした。お詫びして訂正いたします。