社会学的告知>セミナー「質的研究の記述法を探る」

http://socinfo.g.hatena.ne.jp/keyword/2007-12-01

  • 目的
    • 近年注目を集め、多くの研究者が試みている「相互行為としてのインタビュー」という新たな方法論において、その「聞き取る」方法論については研究の蓄積が行われてきたが、その聞き取ったものをいかに記述し、成果と為していくかという「記述する」方法論はほとんど論じられてきていない。しかも、そのことに無自覚なままに「相互行為としてのインタビュー」が行われ、記述されてきた、というのが現状であろう。
      セミナーでは、この「記述する」方法論の現状について極めて批判的に論じておられる若手研究者二名をお招きし、また、構築主義の国内における重要な論者である中河先生を交え、「相互行為としてのインタビュー」という手法についての批判的な視点を養うと共に、いかにすれば社会現象を「記述する」ことが可能であるのか、議論の進展を目指す。
  • テキスト
    • 鶴田幸恵・小宮友根,2007,「人びとの人生を記述する――『相互行為としてのインタビュー』」 ソシオロジ52(1),21-36.