涜書:ガーウッド&ベネット『小児科へ行く前に』

ざっくりと一読。確かに こ れ は す ご い 。

小児科へ行く前に―子どもの症状の見分け方

小児科へ行く前に―子どもの症状の見分け方

すごい理由は序文に日本語版監修者があれこれ書いている。

 これはすごい本です。とても役に立ちます。

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 この本に出会ったのは書店の洋書コーナーでしたが、手にとって序文を読み出したとたん、びっくりしてしまったのです。家庭医学書の序文を 医者でなく ただのお母さんが書いているではありませんか。しかも、そのお母さんが 医者といっしょにこの本をつくったということを知って ますます驚いてしまいました。
 医者を利用する側である“患者さん”が「私たちはこんな本が必要だ」ということで医者に協力を求め共同で本を作るというのは、家庭医学書をつくるのに最高の形態だとぼくは思います。しかしそう思っても いざ実現するとなると なかなかむつかしいのですが、この本ではその理想が見事に実現されています。
 お母さんであるアマンダさんは、「子どもの様子を心配して電話をかけてくる親を、小児科医が暖かく励ますような本」をつくろうとしたと言います。そしてこの本は「子どもの症状を親の目にうつったとおり、小児科医が日常の診察で聞かされるとおりに書いてある本」だとも言っています。[p.i-ii]


邦訳タイトルもよいですね。原題は「あなたの子供の症状(Your child's symptoms)」ですが、これを「汝の子の徴候」と訳すとラカン派っぽ(ry


知人に子どもが出来たときは、今後はこいつをプレゼントしようと思います。