秋谷「EM的エスノグラフィーとシステム開発の関係性」

夜アキヤ。

スライド6枚目。

CSCW (computer-supported cooperative work) の簡単な歴史

  • 1968 D. Engelbart による CSCW のコンセプト
  • 1984 I. Greif と P. Cashman による CSCW をコンセプトにしたワークショップ開催

…80年代のとある国際会議のキーノートスピーチで Engelbart が述べていた以下の言葉が極めて印象的だった。
「どうしてこんなに時間がかかったんだい? 60年代にはもうこのコンセプトは存在していたのに」…(石井, 1994; 17)

  • 1986 国際会議 CSCW 発足(隔年開催)
  • 1987 L. Suchman の『プランと状況的行為』発刊

…しかし、エスノメソドロジーや会話分析は、他の分析法と違って、ワークプレイス研究、もっと一般的に述べればCSCWで用いられている社会科学の調査法のなかでもっとも広く知れ渡り、かつ影響を与えている。これは驚くべきことではない。Suchman(1987)がエスノメソドロジー・会話分析を用いて HCI における認知科学批判を展開し…(Luff et al, 2000; 15)

CSCW' 88あたりからは、これらのグループウェアテクノロジが人間の行動や組織に及ぼすインパクトに対する関心が強くなってきた…(石井, 1994; 17)

  • 1989 国際会議 ECSCW 発足(隔年開催、CSCWの欧州版)
HCI : human computer interaction

プランと状況的行為―人間‐機械コミュニケーションの可能性

プランと状況的行為―人間‐機械コミュニケーションの可能性