- 4/24 14:00〜18:00 成城大学
- データ提供者:海老田大五郎(東京医学柔整専門学校)酒井信一郎(立教大学)
- 参加希望の方は、秋谷(akiya0427[at]gmail.com)までご連絡ください。
また、MLもありますので、そちらの参加を希望される方も気軽にご連絡くださいhttp://d.hatena.ne.jp/aki8/20100408#p1ビデオデータを用いたデータセッションが中心です。「ラボ」と銘打っている研究会ですが、現在はラボ以外でも、人々のワークを撮影したビデオデータならばなんでも扱います。基本的には、「彼らの活動に即した」、かつ「見て取れるレベルのもの」を皆でああでもないこうでもないと分析していきます。こと社会科学の歴史では、人々の活動がその追求対象でありながら、それは一瞬で過ぎ去ってしまうためにとても「とらえることが難しい」ものでした。しかし記録メディアの発展の恩恵を受けて、なかなかとらえることが難しかった人々の活動を「私たちが普段見ている映像にかなり近いレベル」で、さらに「繰り返して」見ることが可能になりました。このような特性をもつビデオデータから、人々の発話や身体の振る舞い、またそれらに関係付けられた様々なオブジェクトを彼らの活動のシークエンスを通して見ていく作業は、社会学のひとつの問題であった「行為をいかに理解するか」という命題と密接に関係しています。その場面で起きていることを知るためには、人々の活動そのものがその具体的な説明になっていると考えれば、一見地味な作業で、さらに面倒くさいやり方に見えるかもしれないけれど、やっぱりやらねばいかんことなのではないでしょうか。…と大きなことを言ってみました。