涜書:ドラッカー『非営利組織の経営』

再訪。id:contractio:20051020#1129818935

要所要所に、現場の管理者とか研究者とかへのインタビューが挟まれてるのがおもしろい。
もとジャーナリストだもんね♪

非営利組織の経営―原理と実践

非営利組織の経営―原理と実践

非営利機関こそ、アメリカのコミュニティである。非営利機関は、個々の人間に対して、ますます成果をあげ、業績をあげる能力を与えている。ボランティアの人たちは、給与による満足を得ないがゆえに、まさに、自らの貢献から多くの満足を得なければならない。しかも彼らは、無給の「スタッフ」として扱われなければならない。しかし、その方法については、非営利機関のほとんどが、まだまだ学ばなければならない。そして、私は、説教するのではなく、成功の事例を示すことによって、その方法を彼らに提示したいのである。[p.xiv]

I 部 使命が第一──リーダーの役割

  • 1章 使命とは何か
  • 2章 荒天を乗り切ること
  • 3章 目標の設定──フランシス・ヘッセルバインとの対話 [全米ガールスカウト連盟専務理事]
  • 4章 リーダーが負うもの──マックス・ドゥプリーとの対話 [ハーマン・ミラー社社長、ホープ大学理事長、フラー神学校理事]
  • 5章 まとめ──どう実行に移すか

II 部 使命から成果へ──マーケティングイノベーション、資金源開拓の効果的戦略

  • 1章 よき意図を成果に結びつけるには
  • 2章 勝つための戦略とは
  • 3章 市場を定義する──フィリップ・コトラーとの対話
  • 4章 寄付者という支持層を構築する──ダドレイ・ハフナーとの対話 [心臓協会CEO 兼 副理事長]
  • 5章 まとめ──どう実行に移すか

III 部 成果をあげるためのマネジメント──成果をどう定義するか、どう評価するか

  • 1章 決算書のない決算
  • 2章 なすべきでないことと、なすべきこと──基本ルール
  • 3章 成果をあげるための意思決定
  • 4章 学校を責任あるものにするには──アルバート・シャンカーとの対話 [労働総同盟(AFL-CIO)教員連合会会長]
  • 5章 まとめ──どう実行に移すか

IV 部 人事と人間関係──職員、理事会、ボランティア、コミュニティ

  • 1章 人事
  • 2章 人間関係の鍵
  • 3章 ボランティアから無給のスタッフへ──レオ・パーテル神父との対話 [イリノイ州ロックフォードのカトリック司教区 社会問題担当司教代理]
  • 4章 理事会を機能させるには──デイビッド・ハバード博士との対話 [カリフォルニア州パサデナ フラー神学校学長]
  • 5章 まとめ──どう実行に移すか

V 部 自己開発──人として、役員として、リーダーとして

  • 1章 あなたが責任者なのだ
  • 2章 何をもって記憶されたいか
  • 3章 もう一つの経歴としての非営利機関──ロバート・バフォードとの対話 [バフォード・テレビ会社会長兼CEO]
  • 4章 非営利機関の女性役員──ロクサンヌ・スピッツァー=レーマンとの対話 [聖ヨゼフ健康システム 副理事長]
  • 5章 まとめ──どう実行に移すか


コトラーの本、800頁もあるんだけど、こんなもん誰が読むのかな。非営利組織の人は読む暇ないよな。

非営利組織のマーケティング戦略

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