読書会があると聞いて。http://www.facebook.com/events/624793710874913/
著者のもう一冊の本には邦訳がある:『統計学と社会認識―統計思想の発展 1820‐1900年』
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- 序
- はじめに――客観性という文化
第二部 信頼の技術
- 第5章 客観性に対抗する専門家――会計士と保険数理士
- 会計と没個人のカルト集団
- 会計の客観性
- 階層性と差異
- 紳士的な保険数理士
- 特別委員会は正確な規則を求める
読書会があると聞いて。http://www.facebook.com/events/624793710874913/
著者のもう一冊の本には邦訳がある:『統計学と社会認識―統計思想の発展 1820‐1900年』
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- 序
- はじめに――客観性という文化
第二部 信頼の技術
- 第5章 客観性に対抗する専門家――会計士と保険数理士
- 会計と没個人のカルト集団
- 会計の客観性
- 階層性と差異
- 紳士的な保険数理士
- 特別委員会は正確な規則を求める
pp.13-14
本書は三部9章に分けられている。
- 第一部は、どのようにして数値が妥当性のあるものとなったのか──つまり、幅広い領域において数値がいかに標準化されたのか──を扱っている。
- 第二部は、社会的および経済的な定量化を、明らかに政治的で官僚的な場で用いようとした顕著な試みを提示する。エキスパートジャッジメントから明示的な意思決定基準への遷移は、力のある内部者たちがよりよい決定をしようと試みたことから生じたわけではない。むしろ彼らが外部からの圧力にさらされた反応として、没個人的な戦略が必要となって生じたのである。
- 第三部では、第二部で扱った専門家や官僚についての分析で得られた視点を再び学問分野に適用することを企てている。
- 第8章は、官僚文化が科学に与えた影響を評価し、そののちに、医学や心理学において分野内部の弱点や外的規制の圧力に対処するために、統計的推定がどのようにして標準になったのかを示す。
- 最後に第9章では科学者共同体の倫理的な秩序について吟味する。…