東北社会学会研究例会「ゴフマン研究の射程」

6/8に仙台にお邪魔します。誰か遊んでください。


東北社会学会では、「ゴフマン研究の射程」をテーマに下記日程において、研究例会を開催することになりました。どなた様でも参加可能ですので、関心のある方は奮ってご参加ください。なお、予約不要・参加費無料でございます。

企画趣旨

アーヴィング・ゴフマンの知的遺産は、分野の垣根を超えて人類学・言語学社会心理学などの分野に影響を及ぼしているし、また、現代の第一線の社会学理論家たち(ルーマンハーバーマスブルデュー、ギデンズ・・・)からも高く評価されてきた。周知のように、彼が提示したいくつものタームや概念がすでに社会学の共有財産になっている。にもかかわらず、リップサービスを超えた水準で、彼の社会学的探究の性格を体系立てて理解し、その学説史的背景を解明し、それらを踏まえてゴフマンを「今」(=ネットへの接続とCMCが日常茶飯事化した現在)に生かす試みはさほど進展していない。とくに日本では、四半世紀ほど前にいったん高まったゴフマンへの関心が退潮したあと、ゴフマン研究もゴフマンを使った研究も比較的低調に推移してきた。この企画では、そうした流れの潮目を変える契機をつかむべく、彼の主著の一つで提唱されたframe analysisをモチーフに、彼の研究の射程を検討し再確認する報告と討論の時間を共有したい。

登壇者/報告タイトル
  • 1. 「信用詐欺と『フレーム・アナリシス』――ゴフマン社会学における連続性と飛躍」薄井明(北海道医療大学
  • 2. 「フレーム分析の実用可能性――fabricationとうそをめぐる試考」中河伸俊(関西大学
  • 3. 「対面的相互行為とメディア経験――ゴフマンの「状況の定義」論の観点から」木村雅史東北大学
  • 日時: 2019年6月8日(土)13:00-16:00
  • 会場: 東北大学川内南キャンパス文学研究科棟2階大会議室(キャンパスマップ
    • * 文学研究科棟は、上記キャンパスマップの「C13」の建物です。会場の「大会議室」は、文学研究科棟2階のエレベーターを降り、右手一番奥のつきあたりの部屋になっております。
問い合わせ先
  • 東北社会学会研究活動委員会 tss-knkt[atmark]ml.tohoku.ac.jp