いただきもの:有賀ゆうアニース(2020)「戦後日本における「混血」の概念分析」

概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学』『概念分析の社会学2: 実践の社会的論理』を大々的に援用していただいておりました。
ありがとうございます。


有賀ゆうアニース(2020)「差異を問題化する/しない方法:戦後日本における「混血」の概念分析」東京大学社会情報学コース 修士論文

  • 0. 序論
    • 0.1. 研究の背景と目的
    • 0.2. 本研究の予期される意義
    • 0.3. 全体の構成
  • 1. 先行研究、研究方法
    • 1.1. 先行研究の概観
    • 1.2. 先行研究の問題点
    • 1.3. 分析方法
    • 1.4. 小括
  • 2. 民族と家族のはざまで : 占領期初期の「混血」 1945-1946)
    • 2.1. 出生を予期する : 敗戦直後の「混血」
    • 2.2. 中絶を 正当化する : 引揚・人口問題のなかの「混血」
    • 2.3. 小括
  • 3. 出生の予期から生活の保障へ : 福祉と「混血 児 」 (1946-1950)
    • 3.1. 児童福祉へと編入する 「養護児童 としての 混血児」の出現
    • 3.2. 制度の局所的運用とその帰結 : 児童養護と「混血児」概念
    • 3.3. 問題を説明する : 「孤児 としての 混血児」をめぐるメディア報道
    • 3.4. 身体と能力を測定する : 「混血研究」の論理と帰結
    • 3.5. 小括
  • 4. 「混血児」の氾濫 「混血児問題」の軌跡 1951-1953
    • 4.1. 福祉から教育へ 「混血児問題」の生成
    • 4.2. 「隔離」を正当化する : 澤田美喜とその周辺
    • 4.3. 「同化」を正当化する : 「日本人」であること、「子ども」であること
    • 4.4. 「差別」と「偏見」を語ることの 不 可能性 : 「混血児問題」の溶解
    • 4.5. 小括
  • 5. 自己執行カテゴリーとしての「混血児」と「混血児の母」 1952-1953
    • 5.1. 当事者の権利を行使する : 自己執行カテゴリーとしての「混血 児 」
    • 5.2. 「混血児の母」の自己擁護 : 『婦人公論』投書欄を事例に
    • 5.3. 語る権利を統制する : 『読売新聞』投書欄を事例に
    • 5.4. 小括
  • 6. 結論
    • 6.1. 「混血」の理由空間 : 本研究の成果
    • 6.2. 本研究の意義
    • 6.3. 今後の課題
  • 文献
  • 謝辞
  • あとがき