涜書:西阪仰(2008)『分散する身体:エスノメソドロジー的相互行為分析の展開』

文學界連載用準備。全5章407ページ。
表紙に記されている英語タイトルは The Body Distributed.

  • はじめに
  • 断片に用いられている記号
  • 序章 相互行為分析のプログラム――「暗黙知」という考えの危うさについて
    • 第1節 行為の可能な記述
    • 第2節 やり方(プラクティス)・知識・仕掛け
    • 第3節 行為と活動
    • 第4節 本書の構成
    • 補論1 デュルケームマルクスについて
    • 補論2 先行連鎖について
  • 第1章 何の学習か――環境の構造・言葉・身振り
    • 第1節 過程としての学習・達成としての学習
    • 第2節 バイオリン奏法のインストラクション
    • 第3節 環境の構造化
    • 第4節 焦点化の達成と参加の組織
    • 第5節 「見ること」をすること
    • 第6節 演奏の組織
    • 第7節 まとめ 条件について
    • 補論 行為連鎖の優先組織について
  • 第2章 分散する身体I――道具と連接する身体
    • 第1節 身体・道具・知覚
    • 第2節 身体と表象・身体の表象
    • 第3節 身体に触れる手
    • 第4節 まとめ 知覚の多様性
    • 補論 メルロ=ポンティマルクス、あるいは相互行為空間という比喩について
  • 第3章 分散する身体II――モデル身体、または身体に連接される身振り
    • 第1節 代理身体1 鏡像身体
    • 第2節 代理身体2 平行身体
    • 第3節 理想身体
    • 第4節 比喩身体
    • 第5節 モデル身体の適切性
    • 補論 身体の不可能な条件、または「他者」の声について
  • 第4章 分散する身体III――想像の空間
    • 第1節 会話のなかの演技
    • 第2節 説明のなかの演技
    • 第3節 相互行為空間のなかの想像の空間
    • 第4節 二つの目 分散に抗する身体・収束に抗する身体
    • 補論 物語を語ること
  • 終章 相互行為的オブジェクト――物・表象・身体
  • 本文のなかで言及した文献一覧
  • 索引
https://www.keisoshobo.co.jp/book/b26191.html



序章 相互行為分析のプログラム 「暗黙知」という考えの危うさについて 001

  • 第1節 行為の可能な記述 001
    • 行為者の主観的観点 001
    • 記述の実際的な可能性 003
    • 意図の合理性 005
    • 可能な記述の規範的性格 007
    • 行為の記述 008
    • 認識可能な行為 014
  • 第2節 やり方(プラクティス)・知識・仕掛け 018
    • 見通しを得ること 018
    • 仕掛けを組み立てる 021
    • 暗黙知」という概念の混乱 022
    • 知識の領域 027
    • ラクティスを記述すること 29
  • 第3節 行為と活動 031
    • 表現と概念 031
    • 達成としての行為 032
  • 第4節 本書の構成 035
  • 補論1 デュルケームマルクスについて 037
  • 補論2 先行連鎖について 042