柿木伸之(2019)『ヴァルター・ベンヤミン:闇を歩く批評』

通勤読書。

  • プロローグ――批評とその分身
  • 第一章 青 春の形而上学――ベルリンの幼年時代と青年運動期の思想形成
  • インテルメッツォⅠ クレーとベンヤミン
  • 第二章 翻訳としての言語――ベンヤミン言語哲学
  • 第三章 批評の理論とその展開――ロマン主義論からバロック悲劇論へ
    • 第一節 芸術批評の理念へ: 『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』 095
    • 第二節 神話的暴力の批判:「暴力批判論」 103
    • 第三節 文芸批評の原像:「ゲーテの『親和力』」 110
    • 第四節 バロック悲劇という根源:『ドイツ悲劇の根源』 117
  • 第四章 芸術の転換――ベンヤミンの美学
    • 第一節 人間の解体と人類の生成:『一方通行』と「シュルンアリスム」
    • 第二節 アレゴリーの美学:バロック悲劇からボードレールヘ 136
    • 第三節 知覚の変化と芸術の転換:「技術的複製可能性の時代の芸術作品」 145
    • 第四節 中断の美学:ブレヒトとの交友 155
  • 第五章 歴史の反転――ベンヤミンの歴史哲学
  • エピローグ――瓦礫を縫う道へ
  • ヴァルター・ベンヤミン略年譜
  • 主要参考文献一覧
  • あとがき