涜書:神林『近代日本「美学」の誕生』

予想外に(とかいうたら失礼ですが)面白かった。
第一部しか読めてないけど、もう返却期限過ぎているので続きはまたそのうち。

近代日本「美学」の誕生 (講談社学術文庫)

近代日本「美学」の誕生 (講談社学術文庫)

  • 序 「日本」の美学と日本の「美学」

第1部 美学と美術史

  • 第1章 西洋に対する東洋──岡倉天心の芸術論
  • 第2章 「日本」の美学の形成──フェノロサから天心へ
  • 第3章 「日本美術史」と「東洋の理想」──美術史学の構想
  • 第4章 森鷗外と「美学」──明治美学史への試み

第2部 芸術論の展開

  • 第1章 青木繁と浪漫主義絵画──芸術の創造性を求めて
  • 第2章 「緑色の太陽」は「印象派宣言」か──高村光太郎モダニズム
  • 第3章 ロダンと彫刻の近代──彫刻の触覚性をめぐって
  • 第4章 子規のリアリズム──「風流はいづくにもある可し」
  • 第5章 日本のロマン主義──「文学界」から「日本浪曼派」へ
  • 第6章 洋楽受容と音楽美学──教育音楽から芸術音楽へ