@国立
- ウェス・シャロック&ジェフ・クルター
「推論についての省察:理論──と方法──に抗するウィトゲンシュタインとガーフィンケル」(2000年、講演草稿。unpublished.)
前半。
文章が回りくどいっす。
あと、論点は面白いと思うんですけどもですね、
ウィトゲンシュタインは「実在論」の批判なんかしなかった。なんでかというと「実在論」は首尾一貫して主張できるような「立場」ではありえないのだから、そもそもそれを「一般的に批判する」ことなんか必要がなかったからだ、
とか。
なるほど、サイエンティストが「実在論」的な主張をすることはしばしばあるけれど、彼らがそうするのは、off-duty の時であることに注意すること。そして、on-duty の時に「彼らがやっていること」と off-duty の時に彼らが「言っていること」が、「同じこと」だと決めてかからないこと。それらは別のことを目指しておこなわれているのだから。とか。
などなど。
なるほど、サイエンティストが「実在論」的な主張をすることはしばしばあるけれど、彼らがそうするのは、off-duty の時であることに注意すること。そして、on-duty の時に「彼らがやっていること」と off-duty の時に彼らが「言っていること」が、「同じこと」だと決めてかからないこと。それらは別のことを目指しておこなわれているのだから。とか。
などなど。
議論のキモのとこで──それを敷衍する代わりに──議論の前提をもってきて話を 済ます=進める のはやめてくださいなのです。
あとは某氏の某誌への投稿論文の検討会。
「「権力・身体・ジェンダー」といった(社会学的)マジックワードに対する社会学者の身の処し方について。」などのネタで微妙に盛り上がる。