長岡克行(2010)「佐藤俊樹氏の主張の検討」

ヘビーローテ開始。

目次

  • 第1節 再論にあたって
    • 1・1 ルーマンの社会の理論 [139]
    • 1・2 これまでの経緯 [140]
    • 1・3 「補論III」での誤りの訂正 [142]
    • 1・4 再論の順序 [144]
  • 第2節 相互作用のもとでの社会システムの形成 [145]
    • 2・1 本節での問題 [145]
    • 2・2 佐藤論文(2000)で看過されていたこと [147]
    • 2・3 ルーマンと佐藤氏の根本的な相違:差異理論 対 客体理論 [150]
  • 第3節 ルーマンの相互作用システムの描き方は変化しているか? [155]
    • 3・1 本節での問題 [155]
    • 3・2 佐藤論文(2000)ではこのことも看過されていた [155]
    • 3・3 強引な解釈 [158]
    • 3・4 通常の場合と特別にシステム同定を必要とする場合 [159]
    • 3・5 相互作用システムと組織システムの区別 [161]
  • 第4節 相互作用システムの定義の不整合?――『意味とシステム』における相互作用システム論 [166]
    • 4・1 本節での問題 [166]
    • 4・2 誰が相互作用システムであると同定するのか? [167]
    • 4・3 長岡の矛盾? [169]
    • 4・4 統一体と同一性の区別 [171]
    • 4・5 佐藤氏の相互作用システム理解の特徴 [173]
    • 4・6 『社会システム』第10章第III節の相互作用システム論の無視 [176]
    • 4・7 定義βとして整理することの問題点 [178]
    • 4・8 相互作用システムの中断と再開継続 [180]
  • 第5節 要素の自己産出とシステムの自己産出 [183]
    • 5・1 本節での問題 [183]
    • 5・2 コミュニケーションのオートポイエーシスと社会システムの形成 [185]
    • 5・3 二重の不確定性:<規定の不可能性>対<非規定性> [188]
    • 5・4 コミュニケーションにおける「非規定性の許容」(ルーマン) [192]
    • 5・5 コミュニケーションの事後成立性 [195]
    • 5・6 「行為―コミュニケーション(の意味)」の<確定> [197]
    • 5・7 論理的な破綻? [201]
    • 5・8 ルーマンもParsonian ? [205]
  • 第6節 超越論的視点のすべりこみ? [209]
    • 6・1 本節での問題 [209]
    • 6・2 相互作用 [210]
    • 6・3 全体社会 [210]
    • 6・4 組織 [213]
  • 第7節 結論 [214]

佐藤論考目次

「〈社会システム〉は何でありうるのか」(2000→2005) コミュニケーションそして/あるいはシステム――長岡克行氏の批判に応えて(2007→2008)
  1. 行為とシステム
  2. 相互作用システムとは何か
  3. 「線形な連続」という原理
  4. 接続し接続される『行為』
  5. 『行為』連鎖とシステム同一性
  6. システム描写の揺れ
  7. 全体社会とコミュニケーション
  8. 超越論的視点のすべりこみ
  9. 社会を語る地平
  1. 批判と応答――その経緯
  2. 相互作用はシステムであるのか――「二つの定義を」をめぐって
  3. 全体社会と組織――システム境界定義をめぐって
  4. 行為─コミュニケーションの接続――二重の不確定性をめぐって
  5. システムの根本概念としての意味
2000 『理論と方法』15(1)、ハーベスト社 → 2005/08 ISBN:4326601884 2007/03 『国際社会科学』56、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻 → 2008/10 ISBN:432665337X

あと、本を本棚から出して近所に並べてみたり。

「社会」への知/現代社会学の理論と方法〈上〉理論知の現在

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ルーマン/社会の理論の革命

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意味とシステム―ルーマンをめぐる理論社会学的探究

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NHKブックス別巻 思想地図 vol.5 特集・社会の批評

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