ラトゥール『活動中の科学』『パンドラの希望』

今月はラトゥール再訪月間で。

1985年
細菌と戦うパストゥール (偕成社文庫)

細菌と戦うパストゥール (偕成社文庫)

  • いたいけな犠牲者
  • 見えない酵母
  • 伝染病との戦い
  • 自然発生説
  • プイイ・フォールのワクチン接種
  • 狂犬病
  • パストゥール亡きあとのパストゥール
1987年
科学が作られているとき―人類学的考察

科学が作られているとき―人類学的考察

第1部 弱いレトリックから強いレトリックへ

  • 第1章 文献
    • パートA 論争
    • パートB 論争が燃え上がるとき、文献は専門的になる
    • パートC 敵対的な状況からの攻撃に耐えるテクストを書くこと
    • 結論、数、もっと多くの数、
  • 第2章 実験室
    • パートA テクストから事物へ:対決
    • パートB 対抗-実験室を構築する

第2部 弱い点から強い要塞へ

  • 第3章 機械
    • イントロダクション:事実構築者の困惑
    • パートA 関心を翻訳する
    • パートB 関心を抱いた集団を列に保つ
    • パートC 拡散のモデル 対 翻訳のモデル
  • 第4章 インサイダーズ・アウト
    • パートA 他者に実験室に関心を抱かせる
    • パートB 同盟相手とリソースを算定する

第3部 短いネットワークから長いネットワークへ

  • 第5章 理性の法廷
    • パートA 合理性の試験
    • パートB 社会論理学
    • パートC 誰が固い事実を必要とするのか?
  • 第6章 計算の中心
    • プロローグ 野生の思考の家畜化
    • パートA 遠隔作用
    • パートB 計算の中心
    • パートC 測定学
  • 付録1 方法の規則
  • 付録2 原理
1991年
虚構の「近代」―科学人類学は警告する

虚構の「近代」―科学人類学は警告する

1992年
  • 第一の対話 形成
  • 第二の対話 方法
  • 第三の対話 証明
  • 第四の対話 批判の終焉
  • 第五の対話 知恵
1996年
科学を考える―人工知能からカルチュラル・スタディーズまで14の視点

科学を考える―人工知能からカルチュラル・スタディーズまで14の視点

  • ミシェル・カロン&ジョン・ロー(1997)「個と社会の区分を超えて──集団性についての科学技術社会論からの視座」
    • 1. はじめに
    • 2. 社会の異種混合性
    • 3. 存在物は異種の物質のネットワークである
    • 4. 変化する幾何学をもつ存在物
    • 5. 点としての存在物
    • 6. 行為する集団性
    • 7. ハイブリッドな集団の社会学へ向けて
  • ブルーノ・ラトゥール(1996)「理性の知らないネットワーク──実験室、図書館、収集館」
またつまらぬものを読んでしまった。
1999年
科学論の実在―パンドラの希望

科学論の実在―パンドラの希望

  • 第1章 「あなたは実在を信じますか?」──サイエンス・ウォーズの前線からのニュース
  • 第2章 循環する指示──アマゾンの森林土壌のサンプリング
  • 第3章 科学の血液の流れ──ジョリオの科学的知性の事例
  • 第4章 制作から実在へ──パストゥールと彼の乳酸発酵素
  • 第5章 事物の歴史性──微生物はパストゥール以前にどこにいたのか?
  • 第6章 人間と非・人間の集合体―ダイダロスの迷宮をたどる
  • 第7章 サイエンス・ウォーズの発明──ソクラテスとカリクレスの決着法
  • 第8章 科学から解放された政治──コスモポリティクスの“政治体”
  • 第9章 行為のささやかな驚き──事実・フェティッシュ・ファクティッシュ
  • 結 論 どんな工夫がパンドラの希望を解放するのか?
邦訳あるのはこれで全部かな?
ほかに、なんか雑誌に載った論文があったような気がするけど。まぁそれは今回はいいや。

ついでにこれも。
2006年
科学技術実践のフィールドワーク―ハイブリッドのデザイン (せりかクリティク)

科学技術実践のフィールドワーク―ハイブリッドのデザイン (せりかクリティク)

  • 序文 土橋臣吾・上野直樹

I ハイブリッドの理論

  • 01 ハイブリッドの社会学 大塚善樹
  • 02 参加型デザインにおけるハイブリッドな共同体と社会・技術的アレンジメントの役割 ミシェル・カロン(川床 靖子 訳)(
    • Callon, M. (2004) The role of hybrid communities and socio-technical arrangements in the participatory design. Journal of the center for information studies. 5, (武蔵工業大学環境情報学部情報メディアセンタージャーナル第5号) 3-10

II 社会-技術的な布置関連のデザイン

  • 03 学習環境のデザインのためのネットワーク指向アプローチ 上野直樹・ソーヤーりえこ・永田周一
  • 04 人工物を介した「参加する市民」の達成と失敗  中村雅子
  • 05 オーディエンスの構築にみる映像コンテンツのデザイン 岡部大介・福田恵
  • 06 企業家による翻訳戦略――アクターネットワーク理論における翻訳概念の拡張 松島 登
  • 07 アクターネットワーク論に基づいたイノベーションの記述 入江 信一郎

III 生成/変化するエージェンシー

  • 08 技術の位置決め 川床 靖子
  • 09 科学実践におけるブローカリングによるアイデンティティ形成 ソーヤーりえこ
  • 10 ビックプロジェクトにおける加速器研究者の学習――KEKBフィールドワーク 吉岡有文
  • 11 インターネットを使い倒す――集合体としてのユーザーとヘビーユースというふるまい 土橋臣吾