涜書:廳『ジンメルにおける人間の科学』

再訪。1995年刊行。585頁7350円。

ジンメルにおける人間の科学

ジンメルにおける人間の科学

  • I 序章
    • 1. ジンメル研究の今日の課題
    • 2. 人間科学論的観点の成立可能性
  • II 人間の科学への関心の所在
    • 1. 十九世紀の「社会学的」思考
      • (1) 民族心理学
      • (2) 思想的社会学概念
    • 2. 「社会学的」人間科学
    • 3. 「価値自由」問題
  • III 「社会学的」人間科学の認識機制
    • 1. 認識論批判の課題
    • 2. 「法則」と「歴史の意味」
      • (1) 複雑性問題
      • (2) 「全体印象」と関心
      • (3) 「社会学的な世界観」の意義転換
  • IV 科学と倫理
    • 1. 倫理学的視角の意味
    • 2. 「個人と社会」問題
      • (1) 「個々人の地位と運命」
      • (2) 個人関心の深化へ
  • V 現実と倫理の乖離
    • 1. 近代と個人
      • (1) 近代文化の様式論
      • (2) 近代人の「問題的状況」
    • 2. 倫理学的個人関心
      • (1) 貴族主義的個人主義
      • (2) 「人間類型」論の批判的継承
  • VI 「完全な社会」
    • 1. 理念と現実の架橋モチーフ
    • 2. 「社会はいかにして可能か」
    • 3. 克服のプロブレマーティク
  • VII 人間学的育成論モチーフ
  • VIII 「社会学的」人間科学の認識機制論再考
  • IX 認識と生
  • X 学問論から教育論へ
  • XI ジンメルの人間科学論の位置規定へむけて