2014-02-05 涜書:赤江達也(2013)『「紙上の教会」と日本近代』 rec 涜 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20130710 「紙上の教会」と日本近代――無教会キリスト教の歴史社会学作者: 赤江達也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2013/06/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (13件) を見る http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0259040/top.html はじめに――キリスト教知識人の時代 序 章 無教会キリスト教とは何か 第一節 教会への問い,近代への問い 第二節 無教会の社会性をめぐって――先行研究の検討 1 無教会研究の系譜 2 宗教社会学の導入 3 メディア史の視点 第三節 歴史社会学という方法 第1章 無教会の出現 第一節 信仰と愛国──内村鑑三と不敬事件 第二節 紙上の教会──無教会運動の初期構想 第三節 〈無教会〉の存在論──読者たちの宗教運動 第2章 無教会の戦争 第一節 教養と宗教──大正教養主義と無教会運動の継承 1 無教会運動への視角 2 大正教養主義と内村鑑三 3 千年王国論とナショナリズム 4 反制度と反権力のゲーム 5 継承される無教会運動 第二節 民族の救済──矢内原忠雄の学問・信仰・政治 1 キリスト教知識人の登場 2 ポスト・デモクラシーの思想戦 3 日中戦争と預言者の使命 4 救済の単位としての「民族」 5 抵抗としての「全体主義」 第三節 〈無教会〉の境界線──キリスト教ナショナリズムの臨界 1 無教会の〈精神〉 2 矢内原忠雄の「戦時抵抗」 3 ネーションの〈精神〉としてのキリスト教 第3章 無教会の戦後 終章 「紙上の教会」の日本近代 1 読者宗教という視座 2 教養宗教・文芸的公共圏・ナショナリズム 3 無教会と宗教の近代 あとがき 文献 アンドリュー・バーシェイ『近代日本の社会科学』ASIN:4757140800