今回は第IV部を。
- Models of Man: Social and Rational- Mathematical Essays on Rational Human Behavior in a Social Setting
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第14章「合理的選択の行動モデル」
1955年の論文。
この論文の最初の草案は、RAND Corporation のコンサルタントとしての私の個人的資格で用意された。それが…さらに発展したのは Office of Naval Research との契約のもとでの Cowles Comission for Research in Economicsの "Decision Making under Uncertainty" プロジェクトでの仕事においてであった。そして Ford Foundation からの研究補助金の援助を受けて、この論文は完成した。
[448] 直視しなければならない明らかな自己矛盾は、企業の経済理論や経営理論は人間が少なくとも合理的であるようにと「意図」して行動している状況における人間の行動を取り扱おうとしているのに、一方、もし古典的理論がいうところの全体的合理性を仮定すると、企業やその他の組織にみられる内部構造の問題は大部分消滅することが同時に示される、ということである。