The Five Books:ウェーバー(1920)『社会学の根本概念』読書会

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The Five Books:ウェーバー社会学の根本概念』読書会(講師 : 髙木 裕貴)

第1回 (2024年3月9日 10:30-12:00)の内容:

イントロダクションの回です。社会学の歴史、哲学と社会学の関係、ヴェーバーの人生などを簡単に紹介します。私がなぜ社会学に興味を持ち始めたか、といった話もグダグダしていきましょう。気軽に受講してください。

第2回 (2024年3月16日 10:30-12:00)の内容:

「第一節 社会学と社会的行為」を解説します。この箇所が一番大事です。まさにヴェーバー社会学の根本概念を説明してくれています。実はこの箇所だけでも、彼の理解社会学の基礎を理解することができるでしょう。ヴェーバーが「社会的行為」にどうやってアプローチしていくのか。この箇所で提示される基礎概念に基づいて以降の議論が続きます。見ものですよ。

第3回 (2024年3月23日 10:30-12:00)の内容:

第二節から第七節を解説します。この箇所でまずヴェーバーは社会的行為を分類して見せます。次に社会的関係について分析を加え、社会的行為に規則性を与えるものとしての「習慣」あるいは「慣習」を扱います。次に、社会的行為、あるいは社会的関係を支えるものとしての「正当なる秩序」が論じられます。「慣例」と「法」といった社会秩序はいかにして正当であると言えるのでしょうか。

第4回 (2024年3月30日 10:30-12:00)の内容:

第八節から第十七節を解説します。この回では様々なテーマを取り扱いますが、最も面白いのは「第九節 共同社会関係と利益社会関係」でしょう。これはもちろん、ヴェーバーのちょっと先輩にあたるテンニェスの『共同社会と利益社会』(1887年)から得た概念です。この社会の区分は、姿を少し変えつつも、ヴェーバー以降も受け継がれていきます。また、ヴェーバーは支配論でも有名ですから、「第十六章 権力と支配」も見どころです。別の著作『権力と支配』『支配について』と併せて紹介しましょう。

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