総力特集:社会学の生活世界

現象学と社会システム理論」で2400字。

1963 ラントグレーベ「現象学的問題としての世界」

1 あらゆる経験の普遍的地平としての「世界」とその根源の問題 061

2 「生世界」への還帰 069

3 「生世界」の諸本質類型 073

4 自然的世界概念と世界根源への現象学的問い 084

2000 門脇俊介「生活世界、志向性、人間科学」

1 三種類の志向性概念 281

  • 「生活世界」概念は「志向性」概念のほぼ自然な帰結である。
  • 「志向性」は、「信念」「直観」「意味」という3つの契機を持つ。
    • [1] 信念:世界は地平的性格を持つ信念の織物を通して現出する。世界は信念体系の相関者である。
    • [2] 直観:信念は直観によって正当化される。直観は新たな信念が形成される動機も与える。
    • [3] 意味:信念は意味によって分節化される。信念体系は、その相関者としての世界を、意味の体系を通して対象とする。

2 生活世界概念の成立 286

  • 「意味の体系を通して生きられる信念体系の相関者としての世界」は、その世界自体にひそむ論理によって進化し、ある種の自己忘却にいたることがある。西洋近代においてそれが生じた。

3 新しい人間科学論争における生活世界 293

2008 浜渦辰二フッサールとシュッツ」

はじめに

  • 生活世界の存在論: 私たちはどのような世界に生きているのか。それをきちんと記述すること。
  • 超越論的現象学: 世界を刺させている根拠、可能性条件を問うこと。

1.前期シュッツにおけるフッサール

2.後期シュッツにおけるフッサール

3.シュッツが読むことのなかったフッサール

4.間主観性の自然的な次元と超越論的な次元

おわりに

2015 山口弘多郎「フッサールとアヴェナリウス」

はじめに

    • フッサールの「生活世界」概念はアヴェナリウスの「自然的世界」概念の影響を受けたもの。
    • 「自然的世界」概念はまず「周囲世界」概念として受容され、これが「生活世界」へと発展した。

1 自然的世界概念の受容

2 周囲世界と生活世界

おわりに

  • 『危機』 :「学問は、人間の精神の作業であって、その作業は歴史的に、またどんな学ぶ者にとっても、存在するものとしてあらかじめ共通に与えられている直観的な生活周囲世界(Lebensunwelt)から出発することを前提にしている」
  • 『危機』 :「その世界は、例えば物理学者に対して、彼がその中で計測器を見たり、拍節器を聞いたり、量を見ながら測定したりなどする世界であり、しかも 彼自身が、さまざまな行為や理論的思考を行いながら、その中に含まれていることを知っているような世界である」