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- 01 二次の観察
- 02 システム論的定式:情報・冗長性・変異性
- 03 「解釈」と社会的メディアとしての「根拠」
- 04 小括
- 05 法的帰結
- 06 概念:自己言及・内的規定
- 07 利益:他者言及・外的規定
- 08 どのような区別によって環境を構成するか:形式的論証/実質的論証
- 09 論理的推論
- 10 二次の観察としての論証と機能分化
II システム論的定式
IIの9段落目で〈情報/冗長性〉区別が導入される。
- [481]
ある作動が生じることによって、ほかの作動を選択する余地が少なくなる。ある文が、それにふさわしい応答を選びとる余地を減らす、というように。それによって、後続の作動を選択することが、容易になると同時に困難にもなるという効果が生じる。
選択の余地が小さい場合には、容易になるといえる。
簡単には満たすことのできない、要求の多い選択基準が導き入れられる場合には、困難になる。
「変異性」は18段落で、あとから導入される。
VI 概念:自己言及・内的規定
- [515] 概念は、情報を圧縮し、それによって冗長性を産出する。