佐藤俊樹『〈社会システム〉は何でありうるのか』

昼間コーヒーがぶ飲みしてたら寝れなくなっちゃったよ。

関連文献を確認しつつのインテンシヴ・リーディングを開始。
とりあえず目次をメモっとく。

佐藤俊樹、「〈社会システム〉は何でありうるのか」(『理論と方法』15(1)、2000、ハーベスト社)

  1. 行為とシステム
  2. 相互作用システムとは何か
  3. 「線形な連続」という原理
  4. 接続し接続される『行為』
  5. 『行為』連鎖とシステム同一性
  6. システム描写の揺れ
  7. 全体社会とコミュニケーション
  8. 超越論的視点のすべりこみ
  9. 社会を語る地平


「1.」の終わりの箇所で参照されているのは邦訳だと p.259。

社会システム理論〈上〉

社会システム理論〈上〉

ここ第4章「行為とコミュニケーション」第8節のテーマは、「帰属」〜「行為の構成」。


「2.」冒頭。本文のこの箇所↓に付された注の5:

ルーマンのいう『行為』は、「帰責(帰属)Zurechnung」という操作を介してはじめて行為として同定される。「関係づけ可能な行為単位を構成するのが帰責の機能なのである」(Luhmann 1978*:62)。 それゆえ、『行為』のおかれ方自体がシステムによってちがう5

5. 詳しくは、個々のシステムで『行為』がどのように事後的に連鎖していくのかを観察する必要がある。Luhmann(1984**)、特に組織システムについては奥山(1986)参照。

* 「システム論と行為論」in『啓蒙3』/ ** 『要綱』 (しかしどの箇所のことだろう)
  • 奥山敏雄、1986、「組織を捉える視角と装置:自己指示的システムの観点から」『ソシオロゴス』10:96-119
  1. 現代社会における組織の位置
  2. 〈目的/手段〉-図式批判
  3. 近代組織論における「意思決定」の位置
  4. 制度的メカニズムとしての決定
  5. 〈決定連関〉のメカニズムとしての組織
  6. 自己指示的システム論の視角
  7. 接続可能性とシステムへの帰属性
  8. 自己指示的メカニズムとしての〈決定機関〉
  9. 〈決定機関〉のメカニズムの意義


つーかすげーなこの号(1986)。 なんか みんなルーマンのはなしばっかりしてるよ。すげーよこりゃ。なんじゃこりゃ。

そんな〜じだいも〜ああ〜ったねと〜♪