もういちどさいしょからゆくりよんでみるスレ。メモ。

- 作者: 片桐雅隆
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
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■認知社会学メソッド
と、これを名付けよう↓:
- [1]
Xはカテゴリー化作用によって成立している。 (ここで{X:集合体、相互行為、自己})=[1a]超越的にみえるXは、実はカテゴリー化作用によって成立している
- [21]
カテゴリー化作用は、〈(Yの)いま-ここ〉に状況依存的である: (ここで{Y:相互行為、自己})- [22]
〈(Yの)いま-ここ〉からの Xの超越は カテゴリー化作用による
ところで [1] = [22] だね。
てことは、縮約すると、このメソッドのミニマムは:
〈(Yの)いま-ここ〉に対して超越的にみえるXは、実はカテゴリー化作用によって成立している カテゴリー化作用は、〈(Yの)いま-ここ〉に状況依存的である{X:集合体、相互行為、自己}、{Y:相互行為、自己}
XとYの違いから、この議論では、「集合体」が特別扱いされていることがわかるね。
認知社会学メソッドでは、「集合体」には「作用」が認められないよ(みとめられるのは「相互作用」と「自己」だけ。究極的(?)には「自己」だけ)。
いいかえると、「集合体」に関して許容されるのは、「誰かが集合体の成員としてカテゴリー化されること」だけ。