ルーマン『福祉国家における政治理論』

ひさびさ。http://d.hatena.ne.jp/contractio/20070918#1190067061 の まとめ をもう一歩進めたい。

ルーマンの基本テーゼ:

我々が知っているにせよいないにせよ、また我々が覚えているにせよいないにせよ、我々の日常のオリエンテーションを規定している政治的諸観念──すなわち、憲法、政治、民主主義、基本的価値、立憲国家、社会国家といった諸概念と結びついている政治的諸観念──は、理論的な基礎を持っている。[12]

福祉国家における政治理論

福祉国家における政治理論

  1. 福祉国家の目標と現実
  2. 時代遅れの理論
  3. 社会理論上の基礎
  4. 福祉国家:政治的包摂
  5. 自己言及システムとしての政治
  6. ヒエラルキーと循環
  7. 自己観察
  8. 環境との関係
  9. 不安定性と変動
  10. 経済・教育・科学からの三つの事例
  11. 機能と作用
  12. 政治理論の政治概念についての中間考察
  13. 法と貨幣:福祉国家の作用手段
  14. 官僚制
  15. 行政政策の合理化:組織、プログラム、人員
  16. 政治的オプション
  17. 政治責任と政治理論
  18. 実践に向けて
  19. 要約