涜書:クロザーズ(1987→1993)『マートンの社会学』

今年は夜のお仕事準備で年越し。

昨年はシンポ準備のために門脇俊介を読んでいた模様。


学生時代に読んだときは気付かなかったが なかなかインフォーマティヴな本である。
4章が「機能」、5章が「構造」。本論は6章。

マートンの社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

マートンの社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

講義用メモ。

経歴

p. 16-17

  • 1942-1971 応用社会調査研究所(the Bureau of Applied Social Research)副所長
  • 1956-1957 アメリ社会学会会長
  • 1968-1969 東武社会学会会長
  • 1968 社会調査学会会長
  • 1975-1976 科学の社会的研究学会会長

お仕事概要

p. 34

研究分野 1930年代 1940年代 1950年代 1960年代 1970-80年代
理論
科学
知識  
方法論    
逸脱  
民族関係      
都市社会学        
マス・コミュニケーション        
専門職    
医療      
組織      
社会調査の社会学    

関心の変遷

p. 35-

1930年代 1940年代 1950年代 1960年代 1970-80年代
  • 科学(1938)
  • 逸脱の社会学理論:「予期せざる結果」(1936)、「社会構造とアノミー」(1938)
  • 応用社会調査研究所関連──[1] 戦争関連:戦時公債(1946)、軍による調査の再調査(準拠集団論)/[2] 比較コミュニティ研究
  • 調査法(コミュニティ調査由来)
  • 『社会理論と社会構造』(1949)
  • 理論──準拠集団行動(1950)、友情形成の社会過程(1954)
  • コーネル大学医科大学などにおける医学教育の比較研究
  • フォーカス・インタビュー(1956)
  • 『社会理論と社会構造』第二版(1957)
  • 役割セット論:大学院演習におけるジンメル集団特性論読解
  • 『今日の社会学』(1959)、『現代の社会問題』(1961)
  • 科学制度の社会学
  • 社会理論の社会学的説明
  • 理論的修正(『アンビバレンス』(1963))