借りもの:ジオルジ『心理学における現象学的アプローチ』/ラングドリッジ『現象学的心理学への招待』

瀬戸内哲学研究会講演準備。http://socinfo.g.hatena.ne.jp/contractio/20180526

心理学における現象学的アプローチ: 理論・歴史・方法・実践

心理学における現象学的アプローチ: 理論・歴史・方法・実践

現象学的心理学への招待: 理論から具体的技法まで

現象学的心理学への招待: 理論から具体的技法まで

  • 日本の読者へのご挨拶
  • まえがき
  • 第1章 概念的枠組み
    • 自然科学としての心理学
    • 心理学の科学に関連性のある、現象学の幾つかの側面
  • 第2章 心理学的現象を研究するにあたっての質的視点
    • 一般的歴史の概観
    • 質的研究方略の歴史的事例
    • ウィリアム・ジェームズ
    • エドワード・B・ティチェナー
    • フレデリック・C・バートレット卿
    • ゴードン・オールポート
    • ジャン・ピアジェ
    • ロバート・コールズ
    • 質的研究者たち
  • 第3章 研究過程
  • 第4章 科学的現象学的方法とその哲学的脈絡
    • 現象学的原理の幾つか
    • 人間科学の一視点、その素描
  • 第5章 現象学的方法
    • 哲学的現象学的方法
    • 超越論的現象学的態度をとること
    • 現象の本質の探究
    • 本質の叙述
    • 科学的現象学的方法
    • 科学的心理学の基準に合致するための、哲学的方法の修正
    • 他者たちからの叙述
    • 現象学的還元[の態度]をとること
    • 不変な心理学的意味を求める探究
    • 一般的研究図式の人間科学的解釈
    • 研究可能な問題
    • 生活世界状況の類比物としての研究状況
    • 自発的活動あるいは表現に同時発生する記録としての制御
    • この方法のステップ
    • データ収集の局面
    • 叙述の分析
    • この方法の具体的なステップ
  • 第6章 方法の適用
    • 嫉妬の経験(P1[女性])
    • 嫉妬の経験(P2)
    • 嫉妬の経験(P1):AGの意味単位
    • 嫉妬の経験(P2):AGの意味単位
    • P1とP2に対するAGの構造
    • P1の嫉妬の経験、BGの意味単位
    • P2の嫉妬の経験、BGの意味単位
    • P1とP2に対するBGの構造
    • これらの分析についての解説
    • 心理学的なものの境界を明らかにする
    • 形相的一般化
    • 経験の構造
    • 現象学的心理学的方法を用いた、現実の研究結果
  • やや長い訳者あとがき
  • 1章 文脈の中の現象学的心理学
    • 1.1 心理学における質的方法
    • 1.2 現象学現象学的心理学
    • 1.3 本書の概観
  • 2章 現象学の基礎
    • 2.1 現象学とは何か
    • 2.2 歴 史
    • 2.3 志向性
    • 2.4 経験されること(ノエマ)とそれが経験されるしかた(ノエシス
    • 2.5 エポケー(判断停止)
    • 2.6 現象学的還元
    • 2.7 想像的変更
    • 2.8 本 質
  • 3章 実存主義現象学
  • 4章 解釈学的転回
  • 5章 現象学的心理学のさまざまな領域を区分けし概観する
    • 5.1 現象学的心理学へのさまざまなアプローチ
    • 5.2 研究の設計
    • 5.3 標本抽出法
    • 5.4 反射性
    • 5.5 倫 理
    • 5.6 データ収集1――インタビュー
    • 5.7 データ収集2――書かれたもの
    • 5.8 データ収集3――他のテクスト源および観察法
    • 5.9 品質――研究への体系的なアプローチをとること
    • 5.10 研究結果を書くことと伝達すること
    • 5.11 現象学的研究におけるコンピュータの利用
  • 6章 事象そのものへの接近――記述的現象学
    • 6.1 データ収集
    • 6.2 方 法
    • 6.3 研究結果の提示
    • 6.4 記述的現象学的分析――急性感染症の経験
    • 6.5 シェフィールド学派の分析
  • 7章 解釈と意味――IPA、解釈学的現象学、鋳型分析
    • 7.1 データ収集
    • 7.2 方 法
    • 7.3 研究結果の提示
    • 7.4 IPAの実践例――人間関係における不信の経験
    • 7.5 解釈学的現象学
    • 7.6 鋳型分析
  • 8章 生活世界を物語る――批判的ナラティヴ分析
    • 8.1 物語ることへの関心の拡大
    • 8.2 データ収集
    • 8.3 方法
    • 8.4 研究結果の提示
    • 8.5 研究事例――親になることについて若いゲイ男性が抱く期待
    • 8.6 最後に
  • 9章 鍵になる論点、論争、反論
  • 9.5 方法の成文化――多様化/統合、創造性、そして方法崇拝
  • 9.6 現象学的心理学にはどんな未来があるか?
  • 現象学的心理学への招待』訳者解説