朝カル哲学講義用。総特集:自己啓発。
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0-4 本書の構成
- 市場革命:自律的個人と価値の平準化→実存的不安の常態化
- 完全性論と道徳哲学:「人格形成」の文脈としてのリベラリズム・個人主義。その源流としての完全性論と道徳哲学。
- 近代的統治論とリベラル・プロテスタンティズム:人格形成と教育システムとの関係について。国家形成期における統治論と前南北戦争期におけるリベラル・プロテスタンティズム。
- 教育実践の効果:19世紀のコモンスクールで展開された競争指向の教育実践。それに対抗して登場した情愛指向の教育。
第1章 ヴァーチュの習慣形成──成功と幸福
- ロバート・ニーリー ベラー『破られた契約―アメリカ宗教思想の伝統と試練』
- ロバート・ニーリー ベラー『心の習慣―アメリカ個人主義のゆくえ』
第2章 人間を支える道徳的センス──人格形成概念の萌芽
- (まとめ)「人格形成」という近代教育概念を用意したのは──フランクリンでもマディソンでもなく──スコットランド道徳哲学だよ。