借りもの:コヘイン、ヴァーバ、キング『社会科学のリサーチ・デザイン:定性的研究における科学的推論』

この本、「残りの生涯にこれを読み返す日が来ることもないだろう」と思って売ってしまったんだよなぁ。徳田さんのヒット作。
セミナーの予習のために久しぶりに手にとった。

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第25回 一橋大学哲学・社会思想セミナー

  • 日時   2021年11月10日(水) 13時15分開始 
  • 場所   Zoom
  • 講演者  小宮友根(東北学院大学
  • タイトル 知見の一般性と事例の数の関係:会話分析の場合
要旨

統計的な研究と比べて、いわゆる質的研究においては事例の分析から導かれる知見の一般性が問題になりやすい。そこでは主張の強さあるいは研究の役割自体にいかに限定をかける(べき)かが問われるが、他方で会話分析は提出される知見の「一般性」それ自体に関してそうした議論とは少し異なった前提を持っている。本報告では「事例の数」をめぐる会話分析の議論を紹介することで、社会(科)学における質的研究の意義について考えるための素材を提供したい。



  • 第1章 社会科学の「科学性」
  • 第2章 記述的推論
  • 第3章 因果関係と因果的推論
  • 第4章 何を観察するか
  • 第5章 何を避けるべきか
  • 第6章 観察の数を増やす