お買いもの:『芸術倶楽部(特集:概念芸術)』 1974年4月第8号

特集:概念芸術

グザヴィエ・ロート(2013→2017)『カンギレムと経験の統一性 判断することと行動すること 1926–1939年』

読書会があると聞いて。

  • 緒言 クロード・ドブリュ
  • 序章 「仮面を被って進み出る」──哲学者カンギレム
    • 逆説的な影響力を持った専門的な著作
    • カンギレムの戦闘的エピステモロジー
    • 生命と論争
    • 「生物学的規範性」という概念の形成

第一部 判断することと行動すること(1926─1934年)──カンギレムと反省的「思考様式」

  • 第一章 アラン
    • 「剥き出しの事実」という概念の批判
    • カント認識論の人間学的地滑り
    • 「真の哲学者」
  • 第二章 反省的分析──ある哲学的「思考様式」
    • 知覚することとは判断することである
    • アランとベルクソン──ある「流派の対立」
    • ラニョーと「カントの教え」
    • 一九世紀末フランスのカント受容
  • 第三章 〈私は考える〉
  • 第四章 精神対世界
    • 「根源的─論争的」統一
    • 『海辺の対話』──悟性の哲学のためのマニフェスト
    • 現実存在の衝撃
    • 労働──人間的活動のパラダイム
  • 第五章 反省的分析の道徳的帰結
    • 認識の理論を経由する道徳
    • 懐疑──自由の証拠
    • 「自由の論理」
    • 精神──価値づけの力能

移行のために──〈コギト〉の消尽

    • 「個人的な問い」
    • 〈私は考える〉解体の歴史
    • 『言葉と物』を読むカンギレム
    • 反省的「様式」は断念されるべきなのか

第二部 行動することと判断すること(1935─1939年)──行動の火急性が悟性を超え出るということ

  • 第六章 判断について
    • 判断するとはいかなることか
    • 判断すること、それは意志すること=望むことである
    • 治療すること、それは判断することである
  • 第七章 『ファシズムと農民』──マルクス主義と「裁かれた」歴史
    • 歴史的必然性の哲学
    • 唯物論とはフェティシズムである
    • 価値の歴史性という問題──ストア派としてのアラン
    • アランの方法における死角
    • 価値の唯一性という問題
  • 第八章 超え出られる悟性
    • 〈技術〉と価値の哲学
    • 行動とは何か──崇高なるカヴァイエス
    • デカルトと技術」──転換点となるテクスト
    • 「生きているものの要求」
    • 生きているもの──なおかつ人間として
  • 第九章 必然性の判断に対する行動の還元不可能性
    • アラン──それは「失効した哲学」か「承認された哲学」か
    • 「〈傲慢な=推定的な〉行動」の権利回復
    • 技術と科学の〈相互追い抜きレース〉
    • リスク、誤謬、無謀さ
    • 創造的擬制=フィクション
  • 結論
  • 訳者あとがき
  • 主要参考文献

借りもの:ジョセフ・ダラコット(1991→1995)『美術批評入門』/西村清和(1995)『現代アートの哲学』/

AMSEA講義用。

美術批評入門

美術批評入門

現代アートの哲学 (哲学教科書シリーズ)

現代アートの哲学 (哲学教科書シリーズ)

引用

  • 22「ディセーニョとは、もとは素描や下絵を意味するが、ヴァザーリはこれに 対象の全体と部分のあいだの比例関係の認識や、そこから生じる構想、それらが頭のなかでなたちをなし、ついで手によってそとにあらわされる造形・描写のいとなみそのものを意味させている」
  • 38「純粋に分類上の呼び名としての「芸術」とは、むしろ われわれの時代になって はじめて必要とされるようになったことばとして、いまその定義が問われているのである。現代の美学、あるいは芸術哲学は、あらためて「芸術」ということばの記述的用法の可能性を提示する責務がある。」
  • 47「いま、一定の制度的ふるまいとしての発話を、フーコー 的な意味で「言説(ディスクールディスコース)」と呼ぶならば、アートワールドとは「制度化された理由づけのディスコース」のことである。」
  • 50 「現代においてアートのふるまいとは、否応なく、アートの定義とルールの更新に関与することである。あたらしい作品とは、これまでのアートの定義と理論とのかかわりにおいて、そのつどあたらしい定義と理論をみずからのうちに体現し、これによってみずからがなぜアートでありうるかを呈示するものである。現代のアートが、なんらかのかたちで自己反省的で自己言及的な、したがってコンセプチュアルな「メタ・アート」としての性格を帯びざるをえないのは、このためである。

スタインバーグ(1968/1972→1997)「他の批評基準」

  • はじめに(林 道郎)
  • [序]
  • 芸術(アート)ではなく労働(ワーク)
  • 芸術ではなく行動(アクション)
  • 渡り合うこと
  • 妨げの美学
  • まっすぐで狭い主流(メイン・ストリーム)
  • 古くて新しいイリュージョニズム
  • 発展する芸術の企業的モデル
  • 平台(フラットベッド)型絵画平面
  • レオ・スタイバーグの方法(林 道郎)

複写: 加治屋健司(2003)「誤作動する武器」/スタインバーグ(1972)「他の批評基準」

AMSEA 講義用。

最後のはその後刊行されていた。

日本・現代・美術

日本・現代・美術

借りもの:野口 隆(1992)『モース社会学の研究』/‪大野道邦(1996)「デュルケームにおける表出的シンボリズム」‬

『権力』講義用。

モース社会学の研究

モース社会学の研究

デュルケーム再考

デュルケーム再考

  • はじめに
  • 一 表象的儀礼の位置
  • 二 表象的儀礼の特徴
  • 三 表象的儀礼と集合的思考
  • 四 表象的儀礼とシンボリズム
  • おわりに

いただきもの:北村「法のエスノメソドロジー」翻訳コレクション

東海大学北村隆憲先生の鬼神の如き紀要翻訳作業(続)です。

  • ステイシー・バーンズ(2009→2018)「仲裁のエスノメソドロジー──正義を行ない公正さを実演する」北村隆憲・当山紀博訳, 東海法学 55.
    StacyLee Burns, "Doing Justice and Demonstrating Fairness in Small Claims Arbitration," Human Studies (2009) 32:109-131.
  • ダグラス・W・メイナード(2010→2017)「交渉の会話分析──延期・留保・抑止」 東海法学54.
    Douglas W. Maynard,“Demur, Defer, and Deter: Concrete Actual Practices for Negotiation in Interaction”. Negotiation Journal 26, 2010, pp125-143.
  • エリザベス・ストコウ(2012→2018)「成員カテゴリー分析を前進させる──体系的分析法の試み」北村隆憲・是永論訳, 東海法学 55.
    Elizabeth Stokoe, 2012, "Moving forward with membership categorization analysis: Methods for systematic analysis", Discourse Studies 14(3):277-303
  • 北村隆憲(2018)「エスノメソドロジーと会話分析による法社会学研究の世界」 東海法学 55.