【選定】橋本陽介(2020)『「文」とは何か─愉しい日本語文法のはなし』

目次

  • はじめに
  • 第一章 「文」とは何かという根源的な問い
  • 第二章 助詞と助動詞は秘密の塊
  • 第三章 「文」と西洋ロゴス
  • 第四章 「文」とは、必要なことが必要なだけ表されたものである
  • 第五章 自ら動くのか、他に働きかけるのか
  • 第六章 AIが人間に近づくのではなく、むしろ人間がAI?
  • 第七章 認知主体としての人間に商店を当てた考え方
  • 第八章 言語は試行を決定しないが表現と解釈を縛る
  • 第九章 複雑な「文」の作り方
  • 第十章 「文」の文法からこぼれ落ちた問題──語用論、テクスト
  • おわりに
  • 主要参考文献

【選定】ジュネット(1972)『物語のディスクール:方法論の試み』


これが選ばれることは絶対にないと思いますが。苦手科目克服的な意味で再読。

目次

  • まえがき
  • I 順序
  • II 持続
  • III 頻度
  • IV 叙法
  • V 態
  • あとがき

涜書:ウェーバー(1920)『社会学の基礎概念』

読書会用



ISBN:4003420969 ISBN:B000J9P61U

目次

  • 緒言
  • 01 社会学と社会的行為の「意味」との概念
  • I 方法的基礎
  • II 社会的行為の概念
  • 02 社会的行為の諸動機
  • 03 社会関係
  • 04 社会的行為の諸類型:習慣、慣習
  • 05 正当的秩序の概念
  • 06 正当的秩序の種類:因習と法
  • 07 正当的秩序の妥当根拠:伝統、信仰、制定律
  • 08 闘争の概念
  • 09 共同社会関係と利益社会関係
  • 10 開放的関係と閉鎖的関係
  • 11 行為の帰責。代表関係
  • 12 団体の概念と種類
  • 13 団体の諸秩序
  • 14 行政秩序と規制秩序
  • 15 経営と経営団体、結社、アンシュタルト
  • 16 権力、支配
  • 17 政治団体、教権政治団体

酒井泰斗+吉川浩満「読むためのトゥルーイズム」第三回

「哲学の講義」案内ページに、吉川浩満さんとの共著連載「読むためのトゥルーイズム」のためのセクションを設置しました。 現在は投稿フォームへのリンクを置いてあります。連載に関する疑問・質問などお寄せください。執筆の参考にさせていただきます。
いただいた投稿は連載内や解説・告知動画のなかで回答させていただく可能性があります。投稿用のペンネームを添えてください。

連載のほうは、数日前に第三回の原稿をなんとか入稿できました。2024年3月7日発売号(四月号)に掲載予定です。
初回と第二回では連載の趣旨をお話ししたのに続いて第三回では読解方針の導出を行い、メニューはこんな感じになりました。発売をお待ちください。

  • 1. 前回の演習と今回の話題
  • 2. 読解方針の導出──「どうしたら読めるか」から出発して
  • 3. 準備作業の概要──読書会開催日までにすること
  • 4. 準備作業の実際──目次を読む(準備作業B1)
    • 4-1. 目次とは?
    • 4-2.目次を読む1──量的構成をみる(準備作業 B1a)
    • 4-3.目次を読む2──読解ガイドを作成する(準備作業B1b)
  • 5. 考えたこともなかったことを考える──文書に即して文書を追尾することで得られる果実
  • 6. 演習

追記:解説動画を公開しました

今回の内容に関連して、ふだん Word や Excel を使う機会があまりない方のために、記載内容に関わるもっとも基本的なアプリケーションの使い方について解説しています(75分)。

告知:書評「マラニー&レア『リサーチのはじめかた』」@『學鐙』

丸善雄松堂の企業PR誌『學鐙』に寄稿しました。3/5発売の學鐙春号(Vol.121 No.1)に掲載されます。

特集『いまそこにある問いと謎』にちなみ、マラニー&レア『リサーチのはじめかた』の書評を担当しました。

 一つの本を三人が書評する「一書三評」というコーナーで、他二人の評者は 宮野公樹さん平山亜佐子さん だとのことです。
 私の書評では末尾にちょっとした異論を記しましたが、1500字という文字制限内で書くのが難しくて 少し趣旨のわかりにくいものになってしまったかもしれません。短い文章を書くのは難しいですね。
 書評には記しませんでしたが、ここ数年インテンシブに合衆国の自己啓発書の歴史を辿って来た目で見ると、つくりや論のススメ方などにビジネスマン向け自己啓発書との共通点が多く、個人的にはその点がもっとも印象に残りました。