ISBN:4326602449/asin:0521597420
本章では、フッサールの自然科学の系譜学を M. フーコーとガーフィンケルによるポスト現象学的研究の先駆として 扱うことからはじめる。これはフッサールと現象学的伝統のきわめて偏った特異な読みであり、エスノメソドロジーと科学社会学における比較的最近の展開に照らして、遡及的に構築されている。そしてシュッツが、フッサールの自然科学批判と F. カウフマンのあまりラディカルではない科学方法論についての見解をどのように統合したか検討するつもりである。[140]