Contemporary Debates in Metaphysics (Contemporary Debates in Philosophy)
- 作者: Theodore Sider,John Hawthorne,Dean W. Zimmerman
- 出版社/メーカー: Wiley-Blackwell
- 発売日: 2007/12/03
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および一章後半論文をぱらぱらと。
あとコメント欄で教えていただいた PSEの「形而上学」項目(by ヴァン・インヴァーゲン)再訪。これはわかりやすくて よいまとめですね。
- http://plato.stanford.edu/entries/metaphysics/
- 箇条書き赤田レジュメ:http://www.at-akada.org/blog/2008/12/post-278.html
ところで。「ハイデガーにおける論理学と形而上学?」エントリを書いた時に、指摘しようかと思っ(たけど書かなかっ)たことだけど、「形而上学史」において、「イギリス経験論」の扱いが微妙なものになるのは──インヴァーゲンのこの項目でも 実際にそうであるように──ある意味当然だと思う。
だって彼らは、認識論的問題設定を武器に、「スコラ的形而上学」を排撃しながら登場したんだからね!
他方、「イギリス経験論」が、「形而上学の問題史」において、問題に応じて取扱を受けることもある、というのもまた当然のこと。
「何が扱われているのか/何が問われているのか」を一顧だにもせずに、「ハイデガーはイギリス経験論を一顧だにしていない」
などと評するのは まったくおかしなことなのでありますよ。