涜書:佐々木『アメリカの保守とリベラル』/オッフェ『アメリカの省察』

たまには本を読みます。図書館にリクエストしていたのがようやく入った。

アメリカの省察―トクヴィル・ウェーバー・アドルノ (サピエンティア)

アメリカの省察―トクヴィル・ウェーバー・アドルノ (サピエンティア)

アメリカの保守とリベラル (講談社学術文庫)

アメリカの保守とリベラル (講談社学術文庫)


2003年および1993年の著作。

前者はオッフェの本にしては面白いのではないか、と。
後者は──オッフェのついでに再読しただけだけど──、言わずと知れた名著。



本日の格言

アドルノの目には、どれも「同じもの」。

という格言を考えてみた。(使う場所なし)




本日の話法

ところで最も大胆にネオ・リベラルの主張を公式に表明したとして注目されたのは、ソンガスの「民主行動会議」(ADA)での演説であった(1980年6月14日)。彼はこの中でリベラリズムの輝かしい伝統に言及しつつも、今やリベラリズムは80年代の争点に正面から取り組むか、あるいは博士論文の論題に過ぎないものとなってしまうか、重大な岐路にさしかかっている事を指摘した。[p.97]

「Xに取り組むか、それとも博士論文の論題に過ぎないものとなってしまうか」は汎用性の高い話法ですな。いつか使う。