2012-05-08 涜書:加藤(2007)「遺伝子決定論、あるいは〈運命愛〉の両義性について」 SFH 涜 通勤読書人。 いただいた「オリジナル原稿」を。 異同は確認しておりません。 加藤秀一(2007)「遺伝子決定論、あるいは〈運命愛〉の両義性について──言説としての遺伝子/DNA」 in テクノソサエティの現在 (1) 遺伝子技術の社会学作者: 柘植あづみ,加藤秀一出版社/メーカー: 文化書房博文社発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る 序 1 「DNA神話」の現在 〈何の〉遺伝子/DNAか 企業・製品のDNA 民族のDNA 2 遺伝子決定論とは何か 遺伝子本質主義と遺伝子決定論 遺伝子決定論とは何か 遺伝子決定論/本質主義:ある事例 遺伝子決定論批判:細胞の復権 3 遺伝子決定論/本質主義の大衆的意味 発生生物学と実践的遺伝学 遺伝子と差別の現実 非決定論的認識と決定論的行動 4 遺伝子決定論/本質主義の深奥 肯定としての〈運命愛〉 決定論の誘惑:二つの理由 遺伝子と平等 ふと、そもそも「科学的知識に基づく社会の改良」という発想は いかにして可能なのか、という疑問が浮かぶなどしました。